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冷えたコップと頬を伝う涙

「歌手」のことを好きな人もいるだろうし、嫌いという人もいると思う。無関心な人も。あなたが考える「作家」はどう?

熱中して体操する兄さんとオレ
六本木の水商売の女性を発見すると、プロ意識が高いなと思う。
それは、完璧な見た目、マナー、そのための努力。
客に全て勘違いをさせないで、仕事だとちらつかせながら、常連になってもらう。
ふと、もしかしてコイツ、僕に本気なのかな?と気にしてもらう。
このバランスのとり方が、どの仕事よりも難しそうだ。
それは置いといて、私は人気のホステスさんたちの月給が凄く気になる。

笑顔で話すあなたとアスファルトの匂い
御盆が近づいて、とうろう流しなどの行事がほど近くで遂行されている。
近郊のイベント会場では、竹や和紙で工作されたとうろうが据えられていた。
近辺の観光施設では、夜に電気のライトはついてなくて、灯ろうの中の照明だけというのは、たいそう眩しかった。
竹や和紙に囲まれてキャンドルが輝いていて、温和な灯りになっていた。
癒される明かりがそこらの木々を煌々と照らしていてめっちゃ素敵だった。
蒸し暑い木曜の午前は足を伸ばして
少年は今日、学校の給食係だった。
帽子とマスクをつけて、白衣を着て、他の給食係のみんなと、本日の給食を給食室に取りに向かった。
今日の主食は、ご飯ではなくパン。
バケツみたいにフタつきの大きな鍋に入ったスープなんかも。
少年は、一番重い牛乳だけは、男子が持たないといけない、と思っていた。
クラス全員分38本はかなり重い。
なので自分が、バットに入った38本の瓶入り牛乳を持ったのだけど、同じ給食係のフーコちゃんが一緒に持って運んでくれた。
重たい牛乳を女子に運ばせたくはなかったけど、同じクラスでのアイドル・フーコちゃんと教室まで一緒に歩ける、と思った少年は、ちょっとドキドキしながら、そのまま2人一緒に牛乳を持って行くことにした。

息絶え絶えで走る妹と公園の噴水
いつも、家で一人で行えるような業務をして、忙しい時期など誘いがあるとチームの仕事に出る。
たった、何回かだけど、めちゃくちゃ怠く思えて仕方ない。
こんなに面倒なら引き受けるの辞めてしまおうとか。
行くとやる気になるけれど、多くのメンバーにはさまれて、チームで仕事を行うのは難題だ。
そう友人に持ちかけると、気持ちは理解できるよ、などクスクス笑っていた。
騒がしく熱弁する弟と季節はずれの雪
今日この頃、お腹周りの脂肪を頑張って減らそうと思い筋トレを頑張っている。
自分の娘を自分のお腹にのせて数を数えながら筋トレをしたら、小さな子供との遊びにもなるし、子供も数を学ぶし、俺の横腹の脂肪も落ちるし、一石二鳥だと思っていたけれど、何日かは、笑っていた子供もすぐにあきてしまった。

雨が上がった金曜の夜は昔を懐かしむ
いつも行くショッピングセンターで夕飯の買い物をしていた。
冷凍食品コーナーで、チャーハンを探していた。
そしたら、韓国語で記載されている品を見つけた。
確認すると、トッポギだった。
今年、ソウルへ行ったときに、何回も韓国まで旅行している親友にリスペクトされたトッポギ。
海を越えた日本で冷凍食品になって、韓国のトッポギが売られているなんて、びっくりだった。
余裕で話す兄弟とあられ雲
新入社員の頃に、知識がなく、大きな厄介なことを誘発してしまった。
罪悪感を持つことはないと言ってくれたお客さんだが、挽回の方法も浮かんでくることがなく、泣いてしまった。
若いお客さんが、タリーズのカフェオレをどうぞ、と言いながらくれた。
勘違いで2つ頼んじゃってさ、と話しながら違う種類の飲み物2つ。
ノッポで細くてすっごく感じのいい雰囲気をもっていた女性。
申し訳なかったな、と思い返す。

涼しい木曜の午後にシャワーを
北方版水滸伝の人間くさく凛々しいキャラクターが、原作の水滸伝の108人になぞらえて、主な作中人物が108人でてくるが、敵方、権力側の登場人物も人間くさいのがいて、血が通っていると感じる。
人物に現実の人の様な弱さが見えるのもプラスして、心を奪われていたわけだ。
心が弱いなりに自分の目標とか将来の為に可能な限り悪戦苦闘しているのが読んでいて楽しい。
読み進めていておもしろい。
ところが、魅了される登場キャラクターが不幸な目にあったり、夢がやぶれていく様子も胸にひびくものがあるから夢中になるフィクションだ。
前のめりで口笛を吹くあなたと濡れたTシャツ
とある雨の日のこと、少年はお母さんからおつかいをおねがいされ、白菜と葱とぶた肉を買いにいく途中であった。
少年は思った。
今日はしゃぶしゃぶだ!やったぁ!…と。
だが、ありえない事がその時起きた。
なんと、ズボンのポッケに入れていたはずのおつかい用の千円札2枚が、ないのである!
少年はスーパーマーケットの支払い所に並ぶ前に、念のためポッケの中に手を入れて確認してみたのだ。
そして、その瞬間、お金がどこにも無いことに気づいたのだ。
怒る母親を想像しながら、少年は手ぶらで家へ向かうことにした。
今後は、お金はクツかくつ下にしまおう。
少年はこぶしを握り締め、固く決意した。

暑い週末の午後に焼酎を
人間失格を全部読み終わって、葉ちゃんの気持ちも分からなくはないな〜と感じた。
主人公の葉ちゃんは生きていくうえで必ず抱いている価値観を、大いに持ち合わせている。
そんな部分を、内側に秘めないで、お酒だったり異性だったりで解消させる。
終盤で、飲み屋のマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
その一言で、主人公の葉ちゃんは世渡りが下手なんだと、まじで気の毒になってしまう。

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